ZERO Private Body Labo
更新日:2024年1月11日
全身に血液を送り出すポンプの役割
大きさ
握りこぶし大
重さ
250g〜300g
平均心拍数
約70回/分
一回拍出量
70〜80ml
毎分心拍出量
約5ℓ
上部の「心房」と下部の「心室」からなり、
「右心房」、「右心室」、「左心房」、「左心室」
の4室に分かれます。
心臓の右上部を占め、
上大静脈、下大静脈が流入する
心臓の下部前面を占め、
右心房から流入する静脈血を肺動脈へ送り出す(静脈血は全身へと向かう)。
心臓の後上部を占め、
左右各2本の肺静脈が流入する。
心臓の左下部を占め、
左心房から流入する動脈血を大動脈へと送り出す(動脈血は全身へと向かう)。
また、左心房の壁は右心室の壁の約3倍の厚さをもつ。
動脈
心臓から全身に送り出される血液のこと。
静脈
全身から心臓に戻る血液のこと。
動脈血
酸素を多く含む血液こと。
静脈血
二酸化炭素を多く含む血液のこと
※
赤色文字:酸素を多く含む「動脈血」
青色文字:二酸化炭素を多く含む「静脈血」
左心室
⇓ 上行大動脈
各臓器・毛細血管へと送られる(ガス交換)
⇓ 上大静脈・下大静脈(2本血管)
右心房
⇓ 三尖弁(3枚)
右心室
⇓ 肺動脈
右・左肺 (ガス交換)
⇓ 肺静脈(4本の血管)
左心房
⇓ 僧帽弁(2枚)
左心室
左心室〜右心房の流れ。
内呼吸:細胞で酸素と二酸化炭素を交換。
右心室〜左心房の流れ。
外呼吸:呼吸によって酸素と二酸化炭素を交換。
心筋細胞は骨格筋と同様に横紋構造を有しているが、機能的には不随意筋に含まれる。
※不随意筋とは意識的に動かせない筋肉のこと。
心筋は心筋層を構成する、
固有心筋
・心臓の収縮に大きく関与
刺激伝導系を構成する、
特殊心筋
・興奮の発生と伝導に大きく関与
に分類される。
刺激伝導系は、
洞房結節で発生した心拍リズムを作り出す電気信号を心房から心室へと一気に興奮を伝える特殊心筋であり、
興奮は、
心臓の自動性の源となるため、心臓のペースメーカーと呼ばれている。右心房の上大静脈の開口部付近に位置している。
右心房の心房中隔の下部に位置しており、心房の興奮をヒス束に伝える。
心室中隔の中にあり、興奮を心室へ伝える
ヒス束が分岐した部位で、左心室・右心室の壁へ向かう。
刺激伝導系の最終的な枝で、左右それぞれの心室全体に興奮を伝える。
の順に伝わる。
心臓には、
刺激なくても勝手に規則正しい間隔で電気信号をつくる能力
を持つので自発的に拍動することができますが、
その拍動は自律神経によって調節されています。
👉 循環を強化させる
・血圧の上昇
・体温の上昇
・収縮力の強化
・心拍数の増加
・アドレナリンによる作用
👉循環を弱める
・血圧の低下
・体温の低下
・収縮力の低下
・心拍数の低下
・アセチルコリンによる作用
・頻脈不整脈
・徐脈不整脈
心臓内での電気信号が早く出過ぎてしまったり、電気信号が伝わっても空回りしてしまう場合に起こる。
心臓内での信号が遅かったり、止まってしまう時に起こる。
〈原因〉
・過労
・ストレス
・睡眠不足
・コーヒー
・喫煙
・飲酒 など
心臓から血液が十分に送り出せない状態。
〈原因〉
・高血圧
・糖尿病
・肥満
・喫煙
・飲酒
・塩分過多
・運動不足
・過労
・ストレス など
心臓を取り巻く冠動脈が細くなって、十分な酸素や栄養素が届きにくくなった状態。
〈原因〉
・動脈硬化
・高血圧
・肥満
・糖尿病
・喫煙 など
心臓を取り巻く冠動脈が塞がって酸素や栄養素が届かなくなり、心筋が壊死してしまう状態。
〈原因〉
・動脈硬化 など