ZERO Private Body Labo
更新日:2023年5月30日
糖化は脱老化のキモになる部分です。
自分の体感30歳あたりから見た目の年齢にかなり個人差が出てきていると思うのですが(個人的な見解ですよ)40代になっても若々しい方も多いですよね。
年齢と共に老けていくのはある程度仕方がないことかもしれませんが。
しかし、老化の大きな原因となっている『糖化』・『酸化』・『光老化』
これらについての理解と防御策が取れれば若々しさが長続きすることは間違いありません!
今回は食事が大きく関係する『糖化』についての記事になります。
タンパク質と糖質が熱によってこびり付き(糖化)AGEsという老化物質に変身するから糖質には十分に気を付けましょうね!という内容です。
AGEsの種類は数十とも数百とも言われていますが皆悪影響の模様。
『酸化』は錆びつき『糖化』は焦げつきというイメージです!!
肌・髪の毛・爪だったりがタンパク質で出来ているので美容のためにもしっかりと摂取しましょう。
という話はよく聞くと思うのですが、その他にも臓器や血管などありとあらゆる場所がタンパク質がメインに構成されています。
上記しましたが、タンパク質に糖が熱でくっつくとなかなか代謝が出来ないAGEsという老化物質になる。
ということで糖質がカラダのあちこちに体温でこびり付いてタンパク質の機能を低下させていってしまいます。
・肌は弾力を失ってシワやくすみ、たるみに
・髪は艶を失いボリュームがなくなったり
・筋肉や関節が硬くなる、骨が脆くなる
・血管は弾力を失い血管疾患のリスクがどんどん上がる
etc
と、言い出したらキリがないのですがありとあらゆる老化現象の元になっているのです。
細胞代謝が早い胃や腸ではあまり影響がないですが、特に目や神経細胞、心筋などは一生ものなので気を付けないといけません。
AGEsは、『糖・タンパク質・加熱』の3条件で発生します。
インスリンについては別で記事にしているので参照して欲しいのですが(インスリン感受性について)
血糖値が高いと合体材料がたくさんカラダに余っていることになるのであちらこちらのタンパク質に糖が体温で焼き付いて糖化にすぐ繋がってしまうんですね。
ですので血糖値が高い時間をいかに無くすかが重要です。
『血糖値×持続時間』掛け算式にAGEsは進行していきます。
ここでポイントとなるのが
・インスリンがしっかり働くことの重要性。
・間食が多いとこれも糖化に繋がりやすい。
・糖尿の人は特に溜まる速度が早い。
糖質の摂りすぎでインスリンが働かなくなると一気に老化が進行することになるので注意が必要ですね。
間食のお菓子やジュースは毎日毎日がAGEsの蓄積になるのでご法度ですよ。
成分表示は使用されているものが多い順番に表示されています。
例えばいちごジャムを例にしてみますと『いちご』が1番最初に表示されているものと『砂糖』が1番最初に表示されているものがあります。
前者はいちごをふんだんに使用しているいいジャムですよね!きっと高額だとは思いますが。
後者の砂糖が先頭にきているものは味を整えるために人工甘味料など他の添加物も多く使用されているでしょう。
特に私たちが日常で出くわしやすいものは『フルクトースコーンシロップ』
いわゆる『異性化糖』という安価で生産出来る甘味料で、ブドウ糖に比べてAGEsを作るスピードが10倍以上早いと言われています。
結構多くのものに使用されていて、ジュースなどにはほぼほぼ入っています。
ブドウ糖の10倍以上と言われると習慣的に何を飲んでいるかは後に大きな差になりそうですね!
自分も25歳までコーラを飲みまくっていましたが勉強してから飲む気が失せました(笑)
これらは含有率を成分表示から判断することができて
『ブドウ糖果糖液糖』が50%未満
『果糖ブドウ糖液糖』は50%〜90%
『高果糖液糖』は90%以上の含有となります。
成分表示、確認してみてくださいね!
高温調理になるに従ってAGEsは増える傾向にあって、茹でる・焼く・揚げるでかなり差が出てきます。
茹でた鶏肉との比較で焼いた鶏肉は6 倍、唐揚げは10倍の差に。
茹でたジャガイモとファストフード店のフライドポテトはなんと約90倍にまでAGEsは増加!
ゆで卵との比較ではオムレツは約3倍だが砂糖を混ぜてオムレツを作ることでなんとなんと約200倍にまで増加するという恐ろしい結果が出ているのです。
こわすぎる。
そう考えるとケーキとかスイーツ関連はかなりやばい結果になりそうですね、。
カラダに良さそうに感じる煮物にしても砂糖やみりんは注意する必要がありそうです。
(みりんは比較的マシだそうです)
★生→蒸す・茹でる→煮る→炒める→焼く→揚げる★
この順番でAGEsは増えていく。
糖を代謝してくれるミトコンドリアの活性化がとても大事。
ミトコンドリア内での糖質の代謝に関わるビタミンB郡や鉄を不足させないこと。
豚肉やうなぎ、レバーとかがお勧めです。
ビタミンB郡やビタミンCは水溶性のビタミンなので摂りすぎを怖がる必要はないのでマメにサプリメントで摂取の方がいいと僕は考えています。
リポビタンDのCMでお馴染みの『タウリン』はミトコンドリアを増やすことに一役買ってくれるのでそちらもおすすめでイカとかタコに多く含まれていますよ。
1番は習慣的に運動することが何よりもです!
『糖化』の他に老化の大きな要素である『酸化』
酸化を防ぐための抗酸化酵素も主成分がタンパク質、糖化が進行していると酸化を防御する力もなくなっていくので気をつけないといけません。
生きている以上は酸素が必要なので酸化は進行していくのは仕方がないことなのですが、
糖化が進行してしまうと抗酸化の能力までも低下を招き加速的に老けていってしまうことになるのでここも意識を置いて欲しいところです。
抗酸化にはビタミンCやビタミンEがオススメですよ。
ダイエットに気をつかっていれば対策はほぼ同じになってくるのかなとは個人的に思ったところです。
・GI値を気に掛けて血糖値の急上昇を抑える
・間食の甘いものに気をつける
・揚げ物は控えて調理方法にも気をつける
割愛しますがその他もろもろ、、内容はダイエット時に指摘される事と似てますよね!
『AGEsという代謝しづらい老化物質が体内に蓄積されていくんだよ』
という知識が入れば強迫観念で控えやすくなる人も増えるかなと思うので是非周りの人にも伝えてあげてみてくださいね!