ZERO Private Body Labo
更新日:2023年8月15日
肺は空気中の酸素を取り込み体内に酸素を循環させ、各細胞から集められた二酸化炭素を体外に吐き出す役割を担います。
・上葉、中葉、下葉
・気管支:太い、短い、急
・上葉、下葉
・気管支:細い、短い、緩やか
で構成されています。
・肺胞は袋状の構造物で、肺の中に約3億個が存在している。
・隣り合う肺胞同士は非常に薄い壁によって隔てられており、その壁には毛細血管が分布する。
・肺胞のまわりには「間質」と呼ばれる非常に薄い壁があり、 その中には毛細血管が網の目のようにはりめぐらされていて、その毛細血管を流れる血液に酸素が取り込まれます。
・肺胞壁は以下の2種の上皮細胞によって覆われている。
・肺胞壁の約95%を占める上皮細胞で、肺胞の表面の大部分を覆っている。
・非常に薄く、この領域でガス交換が行われている。
・肺胞壁の約5%を占める上皮細胞で、肺胞の表面に散在している。
・サーファクタント(表面活性物質)が分泌している。
・肺胞に働く表面張力(表面積をできるだけ小さくしようとする性質)は肺胞を押しつぶす方向に力を発生している。
・それに対してサーファクタントは表面張力を減少させ、肺胞が潰れてしまうことを防いでいる。
肺胞は空気中の酸素を取り込み、体内の二酸化炭素を排出している。
※拡散とは
濃度の高いところから濃度の低いところへと物質移動すること。
肺胞にたどり着いた酸素(O2)は拡散によって肺胞から肺静脈へと送られます。
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肺静脈を流れる動脈血は心臓(左心房⇨左心室)へと流れ、各細胞に酸素(O2)を送り込みます。
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各細胞に送り込まれた酸素(O2)はATPの生成材料として利用されます。
この時に二酸化炭素(CO2)が発生します。
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二酸化炭素(CO2)は細胞から静脈に静脈血として心臓(右心房⇨右心室)⇨肺へと送られます。
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心臓から肺へと送り込まれた二酸化炭素(CO2)は、拡散によって肺胞へと送られ呼気として体外へと放出されます。
呼吸に関わる筋肉のことを「呼吸筋」と言い、
吸気筋
呼気筋
補助呼吸筋
に区分されます。
外肋間筋、横隔膜
内肋間筋(外肋間筋に拮抗する)
胸鎖乳突筋:努力吸気
前中後斜角筋:努力吸気
大胸筋:努力吸気
腹筋群(腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、腹横筋):努力呼気
「安静吸気」「安静呼気」
「努力吸気」「努力呼気」
※安静呼気に関与する筋はない。
日頃から息が切れるくらいの運動を行っていれば、
横隔膜や肋間筋、斜角筋など普段あまり考えたことのないような筋肉に刺激を与えることができます。
特に呼吸が浅かったり肩凝りや腰痛の改善に繋がるかも知れませんね。
疾患者の90%以上が喫煙者。
喫煙者の15%〜20%がCOPDを発症する。
長引く咳や痰、息切れ
運動能力の低下、呼吸困難など
喫煙、受動喫煙、大気汚染など
禁煙、喫煙者に近づかない、マスクの着用、運動習慣